「インメモリー キャッシュ アズ ア サービス」Windows Azure AppFabric Caching Service リリース

Posted: 2011/04/30 カテゴリー: Uncategorized
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昨年10月の開発者カンファレンス「PDC10」の後、CTPとしてリリースされていた、Windows Azureアプリケーション向けの分散インメモリー キャッシュ サービス「Windows Azure AppFabric Caching Service」(Azure AppFabric Caching) が、正式リリースされました。

今月上旬のWeb開発者/デザイナー カンファレンス「MIX11」では、Azure AppFabric Cachingが4月中にリリースされるとアナウンスされていましたが、その約束通りのリリースです。

Azure AppFabric Cachingは、メモリー内にデータを保持することで、データの参照/更新を高速化し、バックエンドの永続的なデータ ストア (SQL Azure、Windows Azure Storageなど) の負荷を軽減し、アプリケーションのパフォーマンス/スケーラビリティを向上します。

マイクロソフトは、以前からオンプレミスWindows Server向けのアプリケーション サーバー/ミドルウェア機能群であるWindows Server AppFabricで、Caching機能を提供していました。Azure AppFabric Cachingは、Windows Server AppFabricの Caching機能をベースに、パブリック クラウド/PaaS環境向けに実装したものになります。これは、データベースのSQL ServerとSQL Azureの関係と同様です。

Azure AppFabric Cachingの価格はキャッシュ容量によって決まり、128MBで45ドル/月から4GBで325ドル/月までのバリエーションがあります。今年7月末までは無料ですよ。キャッシュの作成や設定変更は、お馴染みのAzure管理ポータル (https://windows.azure.com/) から行えます。

Azure AppFabric Cachingでは.NETのクライアントAPIが提供されているので、オンプレミス環境も含む任意の.NETアプリケーションからAzure AppFabric Cachingにアクセス可能です。ただし、基本的には、Windows Azure Compute (Web/Worker/VM Role) 上のアプリケーションからのアクセスを想定しています。

Azure AppFabric Cachingのクライアントは、基本的には、キー/バリュー形式のデータを、キャッシュに対してCRUD (追加/取得/更新/削除)操作を行います。キーはString、バリューはシリアライズ可能なObjectです。詳細に興味のある方は、こちらから。

アプリケーション コードから前述のクライアントAPIを利用するパターンに加えて、ASP.NETとの統合も実装されています。ASP.NET向けのSession State Provider、Output Cache Providerを提供しているので、セッション状態や出力キャッシュの格納先としてAzure AppFabric Cachingを利用可能です。

現時点では、Windows Azureでは、フロントのロード バランサーは、(セッション アフィニティを無視して) ラウンド ロビンで背後のWindows Azure Computeインスタンス (典型的にはWeb Roleインスタンス) にHTTPリクエストをルーティングします。セッションを利用するASP.NETアプリケーションの場合、1つのセッションに属する複数のHTTPリクエストが同じインスタンスにルーティングされることが保証されないので、セッション状態をインスタンス外部に格納して、異なるインスタンスから取得可能にする必要があります。

これまでは、セッション状態の格納先としてSQL AzureやWidnows Azure Storage Tableを利用できましたが、新しい選択肢としてAzure AppFabric Cachingが利用可能になった、ということになります。個人的には、公式サポートや機能面を考えると、Azure AppFabric Cachingが最もお勧めです。

Windows Azure AppFabricの公式ページは、こちら。

Azure AppFabricチームのブログでのアナウンスは、こちら。

上記ブログ エントリを参考にした日本語のブログ エントリは、こちら。

MIX11でのAzure AppFabric Cachingのセッションを、オンラインで視聴できます。

MSDN Libraryで公開されている、Azure AppFabric CachingのFAQとドキュメント、Windows Server AppFabricのドキュメントは、こちら。

Azure AppFabric Cachingにアクセスするアプリケーションを作成するためには、Azure AppFabric SDKをインストールしましょう。

ハンズオンのためのチュートリアルもあります。

このチュートリアルは、Windows Azure Platform Training Kitに含まれているものと同じです。

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