Archive for November, 2011

11/18に開催された「Java Festa in 札幌 2011」で、「Java/Android開発者のためのWindows Azure入門」というセッションをやってきました。

公式サイトのプログラム ページで講演資料をダウンロードできます。

本日、Windows Azure SDKの新バージョン、新たにリリースするWindows Azure HPC Scheduler SDK、Windows Azure Platform Training Kitのアップデートという、3つのアップデートによって、Windows Azureにおける開発のエクスペリエンスを簡素化します。すでにWindows Azureを使っているにせよ、使い始める適切な時期を検討しているにせよ、これらのアップデートによって、Windows Azure上でのアプリケーション構築がこれまでよりも簡単になります

ハイライト

  • Windows Azure SDK (2011年11月) – Windows Azureでの開発、デプロイ、管理を簡素化する、Windows Azure Tools for Visual Studio 2010に対する複数のアップデート。こちらから、Windows Azure SDKをWeb Platform installer経由でダウンロード可能です。
  • Windows Azure HPC Scheduler SDK – Windows Azure SDKとともに動作し、作業を完了するために大量のコンピューティング リソースを並行して使用する、HPC (ハイ パフォーマンス コンピューティング) アプリケーションを開発するためのモジュールと機能が含まれています。こちらから、このSDKをダウンロード可能です。
  • Windows Azure Platform Training Kit – Windows Azureを使うアプリケーションの構築方法の学習を助けるハンズオン ラボ、デモ、プレゼンテーションが含まれています。新しいWindows Azure SDK、Windows Azure Tools for Visual Studio 2010に対応しています。こちらから、トレーニング キットをダウンロード可能です。

 

詳細は、次の通りです。

Windows Azure SDK for .NETには、次の新機能が含まれています。

  • Windows Azure Tools for Visual Studio 2010
    • 合理化された発行 – あなたのアカウントに対する発行設定ファイルを提供することで、あなたの環境をWindows Azureにつなぐことがずっと簡単になりました。これによって、Visual Studioの中で、リモート デスクトップ (RDP) などのデプロイの構成が可能になります。Visual Studioの発行ウィザードを使って、発行設定をダウンロードしてVisual Studioにインポートします。アプリケーションのアップグレードを大幅に高速化するために、この発行機能では、既定でデプロイのインプレース アップグレードが使われます。
    • 複数のプロファイル – あなたの発行設定、ビルド構成、クラウド構成の選択は、1つ以上の発行プロファイルMSBuildファイルに格納されます。これによって、あなたやあなたのチームが、すべての環境設定を迅速に変更するのが簡単になります。
    • チーム ビルド – アプリケーションをパッケージしプロパティを渡すために、Windows Azure Tools for Visual Studio 2010が、MSBuildコマンドラインをサポートするようになりました。さらに、Visual Studioをインストールする必要なく、より軽量なビルド マシンでビルドを実行できます。
    • インプレース アップデート – Visual Studioでは、Windows Azureにデプロイされたサービスに対して、改善されたインプレース アップデートが可能になりました。詳細は、”Announcing Improved In-place Updates” (日本語訳「インプレース更新の改善」) をご覧ください。
    • 発行ウィザードの拡張 – 発行のエクスペリエンスのオーバーホール (サインイン、デプロイの構成、変更のサマリー)
    • 自動的な資格情報の管理/構成 – もはや、証明書を手動で作成、管理する必要はありません。
    • 複数のサブスクリプション デプロイ管理 – Visual Studioで発行する際に使用するサブスクリプションを選択することで、複数のWindows Azureサブスクリプションの使用を簡素化します。
    • ホステッド サービスの作成 – Windows Azure管理ポータルにアクセスすることなく、Visual Studioで新規ホステッド サービスを作成できます。
    • ストレージ アカウント – Visual Studioで適切なストレージ アカウントの作成/構成できます (もはや、手動で行う必要はありません)。
    • リモート デスクトップのワークフロー – チェックボックスをクリックしユーザー名/パスワードを指定するだけで、有効化できます。証明書の作成とアップロードは不要です。
    • デプロイの構成 – 複数のデプロイ環境の構成を管理できます。
    • Azureアクティビティ ログ – 発行と仮想マシン初期化ステータスに関する、さらなる情報

 

Windows Azure Tools for Visual Studio 2010に関するさらなる情報については、”What’s New in the Windows Azure Tools” (日本語訳「Windows Azure Tools の新機能」、執筆時点では未更新) をご覧ください。

 

  • Windows Azure Libraries for .NET 1.6
    • サービス バスとキャッシュ – 開発のエクスペリエンスを簡素化するために、以前はWindows Azure AppFabric SDKに含まれていたサービス バスとキャッシュのクライアント ライブラリをアップデートし、Windows Azure Libraries for .NETに組み込みました。
    • キュー
      • (キュー メッセージ内容と非表示タイムアウトの更新のための) UpdateMessageメソッドのサポート
      • 特定の時間の間、メッセージを非表示にできる機能を提供する、AddMessageメソッドのオーバーロード
      • メッセージ サイズの上限が、8KBから64KBに引き上げられました
      • 分析サービスを設定するための、Get/Setサービス設定
  • Windows Azureエミュレーター
    • コンピューティング/ストレージ エミュレーターのパフォーマンス改善

 

Web Platform Installer経由でWindows Azure SDKをダウンロードするには、こちらから

 

Windows Azure HPC Scheduler SDK

Windows Azure SDK for .NETとともに動作するWindows Azure HPC Scheduler SDKには、Windows Azureでスケール可能な計算集中型の並行アプリケーションを作成するために、開発者の皆さんが使用できるモジュールと機能が含まれています。Windows Azure HPC Scheduler SDKによって、開発者の皆さんは、Widnows Azureで次のことが可能になります。

  • ジョブ スケジューリングとリソース管理
  • Webベースのジョブ送信
  • MPIアプリケーションとWCFサービスをサポートする、並行ランタイム
  • ジョブ キューとリソース構成の永続的な状態管理

 

Windows Azure HPC Scheduler SDKのダウンロードとさらなる情報については、http://msdn.microsoft.com/en-us/library/windowsazure/hh545593 (日本語、執筆時点では未翻訳) をご覧ください。

本日のアップデートは、開発者の皆さんにVisual Studio向けの最新ツールを提供し、Windows AzureでHPCワークロードを実行するという新たな扉を開きます。これは、簡単かつ柔軟に世界クラスのサービスをお客様にお届けするという、我々の継続的なコミットメントの一部です。

すべてのアップデートに関するさらなる情報については、http://msdn.microsoft.com/en-us/library/windowsazure/hh552718 (日本語、執筆時点では未翻訳) をご覧ください。

関連情報

SQL Azure Federationsは、複数のSQL Azure Databaseを使って、データベースのシャーディングを実現します。

新機能であるSQL Azure Federationsはまだまだ情報が少ない状況ですので、重要な情報源をまとめておきます

TechNet Wikiでは、SQL Azureに関する情報を多数公開しています。

 

 

Azureのスライド、サンプル、デモが満載のWindows Azure Platform Training Kitには、SQL Azure Federationsのハンズオンが含まれています。

 

 

 

SQL Azureを担当しているCihan Biyikogluのブログでは、SQL Azure Federationsの最新情報を得られます。

Windows Azureコンピューティングのロール インスタンス (仮想サーバー) には、アンチウイルス ソフトウェアは入っていません。

ロール インスタンスは、インターネットにホスティングされている通常のサーバーに比べると、かなりセキュアではありますが (詳しくはホワイトペーパー「Windows Azure セキュリティ概要などを参照)、それでも、アンチウイルス ソフトウェアを入れておきたいという場合もあるかと思います。

その場合、VMロールなら、アンチウイルス ソフトウェアをインストールしたOSイメージを作成すればいいですし、Webロール/ワーカー ロールの場合は、スタートアップ タスク (仮想サーバー起動時に実行されるコマンドライン スクリプト) でサイレント インストールすることが可能です。

今回は、スタートアップ タスクを使って、オープン ソースのアンチウイルス ソフトウェア「ClamWin」をインストールしてみます。

ClamWinのWebサイトで、ClamWinの最新版をダウンロードし、Visual StudioでWeb/ワーカー ロールのプロジェクトに追加します。

また、コマンドライン スクリプト (ここでは clamwin_install.cmd) を新規作成し、ClamWinをサイレント インストールする次のコマンドを定義します。(Visual Studioで作成すると、UnicodeのBOMのために動作しなくなってしまうので、好みのテキスト エディタで作成してしてANSIエンコードで保存し、Visual Studioのプロジェクトに追加しましょう。)

clamwin-x.xx.x-setup.exe /sp- /silent /norestart

次に、Azureプロジェクトのサービス定義ファイル (csdefファイル) で、スタートアップ タスクを定義します。GUIのサポートはまだないので、csdefファイルを開いて、手動入力します。XMLの要素名、属性名、属性値は自動補完が効くので、簡単です。

<Startup>

    <Task commandLine=”clamwin_install.cmd” executionContext=”elevated” taskType=”background” />

</Startup>

リモート デスクトップ接続を有効にして、デプロイします。デプロイ完了後、ロール インスタンスにリモート デスクトップで接続すると、ClamWinが起動していることを確認できます。

 

 

 

 

 

次のブログ ポストでは、Webアプリでアップロードされたファイルを、プログラム的にスキャンする、より高度なシナリオを紹介しています。

 

ブログのテーマを変更したついでに、上部のメニュー、左側のサイド バーも少し変更してみました。

サイド バーの「BLOGROLL」では、国内外のAzure関連ブログをまとめています。順番はランダムです。

上部メニューの「Translate!」は、現在のページをBing Translatorで英訳します。wordpress.comではJavaScriptが禁止されているようなので、ちょっとした小細工をしています。暇な方は解析してみてください :-)

Node v0.6.0がリリースされました。NodeのWindowsサポートは、v0.4.xではCygwin経由でしたが、v0.5.xから 効率的な非同期i/O処理のためにIOCP (I/O Completion Ports、I/O完了ポート) を使ったWindowsネイティブの実装が始まっていました。今回のv0.6.0が、初の安定リリースとなります。これは、今年6月から始まっているJoyentとマイクロソフトのコラボレーションの成果です。

他にも、パッケージ マネージャー npmのWindowsサポート、NodeのWindows向けインストーラ、IISでNodeをホストするためのiisnodeなど、Windows AzureやWindows ServerでNodeを使いやすくするためのプロジェクトが進行中です。

 

 

 

 

 

 

「Windows Azure 実装ガイド」(Windows Azure によるアプリケーション開発基礎) がバージョンアップしました。弊社 赤間による、600ページを超える渾身の力作です。

Widnows Azure、SQL Azureに関する情報源として、素晴らしいコンテンツですので、是非、Azureの学習や開発、管理にお役立てください。

本コンテンツは、マイクロソフトのクラウド コンピューティング サービスである Windows Azure や SQL Azure の概要や構成、クラウドベースのデーターベース アプリケーション開発の手法について開発者やアーキテクトの皆様が包括的に情報を入手するため、網羅性を持った自習書として位置付けております。そこで今回、マイクロソフト コンサルティング サービスによる有償ワークショップ「Visual Studio Workshop #451 Windows Azure によるアプリケーション開発基礎」にて使用している 600 ページを超える PowerPoint 資料を XPS および PDF 形式にてダウンロード提供させていただきます。

Windows Azure と SQL Azure を活用したアプリケーション開発の切り口で、概念図、画面キャプチャ、Tips やコード例が多数掲載されており、Windows Azure や SQL Azure の初心者の方から設計・開発に携わる上級者の方まで、幅広くご利用いただけます。また、社内設置サーバとクラウドとの連携方法や既存システムの移行に役立つ機能等、システム化の構想時に必要となる情報もカバーしています。なお、前提知識として ASP.NET Web アプリケーションの開発手法についての理解を必要とします。