Windows Azure Webサイトの大幅な改善

Posted: 2012/09/18 カテゴリー: Uncategorized
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今夏に初めて発表した (英語 / 日本語) 「Windows Azure Webサイト」機能に対する大幅な改善を発表できて、興奮しています。

本日発表する改善は、新しい低コストの共有モード スケーリング オプション、CNAMEやAレコードを使った共有/占有モードのWebサイトでのカスタム ドメインのサポート (Aレコードは、ネイキッド ドメインを可能にします)、CodePlexやGitHubを使った継続的デプロイのサポート、FasstCGIの拡張性です。これらの改善すべては本番環境で有効化されており、今すぐ使い始められます。

新しい「共有」スケーリング モード

Windows Azureでは、無料の共有/マルチテナント ホスティング環境で、Webサイトを10個までデプロイ/ホストできます。この無料共有モードを使って無料でWebサイトを開発してテストし始めることができます。このモードは、コンテンツを165MB/日 (5GB/月) まで処理するWebサイトの稼働をサポートしています。6月に導入したこの無料利用枠に関する機能すべては、本日のアップデートで変更ありません。

本日のリリースから、(本日導入された) 新しい低コストの「共有」オプションや (6月からサポートしていた)「占有インスタンス」オプションを使って、この利用枠を超えてWebサイトを伸縮自在にスケール アップできるようになりました。これら2つのモードへのスケーリングは簡単です。Windows Azureポータル内のWebサイトの「SCALE」タブをクリックし、使いたいスケーリング オプションを選択し、「SAVE」ボタンをクリックします。変更は数秒で適用され、コードの変更やアプリの再デプロイは必要ありません。

以下は、新しい「共有」オプションや既存の「占有」オプションに関する詳細です。

共有モード

本日のリリースで、Windows Azure Webサイト向けの新しい低コストの「共有」スケーリング モードを導入しました。共有モードで稼働するWebサイトは、共有/マルチテナント ホスティング環境にデプロイされます。ですが、無料利用枠とは異なり、共有モードのWebサイトには処理可能な帯域幅の量にクォータ/上限がありません。共有Webサイトで処理する帯域幅の最初の5GB/月は、無料です。5GBを超える送信帯域幅に対しては、Windows Azure標準の「従量課金」の送信帯域幅料金をお支払いいただきます。

また、共有モードで稼働するWebサイトでは、CNAMEやAレコードを使って、複数のカスタムDNSドメイン名をWebサイトにマッピングする機能がサポートされました。本日のリリースで導入された新しいAレコードのサポートによって、Webサイトで「ネイキッド ドメイン」を (http://www.microsoft.com に加えて http://microsoft.com を) サポートする機能が提供されます。また、将来、共有モードのWebサイトでSNIベースのSSLを組み込み機能としてサポートする予定です (この機能は、本日のリリースではサポートされていませんが、共有/占有モードの両方で今年中に対応予定です)。

共有モードのWebサイトに対しては、Windows Azureの他の機能でサポートされている標準の「従量課金」モデルを使って、お支払いいただきます (つまり、前払いのコストがなく、その機能を有効化した時間に対してだけお支払いいただきます)。プレビュー期間中は、共有モードで稼働するWebサイトの料金は、わずか1.14円/時間 (818.16円/月) です。

占有インスタンス モード

共有モードでのサイトの稼働に加えて、占有インスタンス モードでの稼働によるサイトをスケーリングもサポートしています。占有インスタンス モードで稼働する場合、サイトが、独自のSmall、Medium、またはLargeサイズのVM内に隔離されて稼働すること (つまり、他のお客様のサイトがそのVM内で稼働しないこと) が保証されています。VM内で任意の数のWebサイトを稼働でき、CPUやメモリーの上限に関するクォータはありません。

1つの占有インスタンスVMを使ってサイトを稼働させることも、複数インスタンス (たとえば、2つのMediumサイズのVM) を使ってスケール アップすることもできます。スケール アップ/ダウンは簡単です。Windows Azureポータルの「SCALE」タブで、「RESERVED」インスタンス選択し、希望のVMサイズと稼働したいインスタンス数を選択し、「SAVE」をクリックするだけです。変更は、数秒で有効化されます。

共有モードとは異なり、占有モードでの稼働時には、サイトあたりのコストはありません。代わりに、使っている占有インスタンスに対してのみ、お支払いただきます。追加コストなしで、占有インスタンス内で任意の数のWebサイトを稼働できます (たとえば、占有インスタンスVM内で稼働するのが1つのサイトでも100個のWebサイトでも、同じコストです。)。占有インスタンスVMの料金は、7.00円/時間 (Smallサイズの占有VM) からです。

伸縮自在のスケール アップ/ダウン

Windows Azure Webサイトによって、数秒でキャパシティーをスケール アップ/ダウンできます。初めに共有モード オプションでサイトをデプロイし、それから、必要な時にだけ、コードの変更やアプリケーションの再デプロイなしに、占有モード オプションに動的にスケール アップできます。

もしサイトのトラフィックが落ち込み始めたら、数秒のうちに、コードの変更、再デプロイ、DNSマッピングの調整なしに、使っている占有インスタンス数をスケール ダウンしたり、共有モードにスケール ダウンしたりすることができます。また、Windows Azureポータルの「DASHBOARD」ビューを使って、サイトの負荷をリアルタイムに簡単に監視できます (ダッシュボードは、リクエスト/秒だけでなく、CPUやメモリーの使用量といった統計情報も表示します)。

Windows Azureの「従量課金」料金モデルのため、特定の時間内に使ったコンピューティング キャパシティーに対してのみ、お支払いいただきます。もし1か月のうちのほとんどの間、サイトが共有モード (1.14円/時間) で稼働しているが、ある週末にサイトの人気が高まり、サイトが独自の占有VMで稼働する、占有モード (7.00円/時間) にスケールアップすることを決めた場合、占有モードで稼働した時間に対してのみ、追加料金/時間をお支払いいただく必要があります。これに対応するために支払う必要がある、前払いのコストはありません。再び共有モードにスケール ダウンすれば、1.14円/時間の料金に戻ります。これによって、極めて柔軟で、費用対効果が高くなります。

改善されたカスタム ドメインのサポート

「共有」または「占有」モードで稼働するWebサイトは、カスタム ホスト名 (たとえば、www.mysitename.com) をWebサイトに関連付ける機能をサポートしています。複数のカスタム ドメインを各Windows Azure Webサイトに関連付けられます。

本日のリリースで、(多数のユーザーから強くリクエストされていた) Aレコードのサポートを導入します。Aレコードのサポートによって、「ネイキッド」ドメインをWindows Azure Webサイトに関連付けられるようになりました。つまり、www.mysitename.comを使わなければいけないのではなく、代わりに、(サブネーム プレフィックスのない) mysitename.comを使えます。複数のドメインを1つのサイトにマッピングできるので、オプションでwwwとネイキッド ドメインの両方を有効化できます (そして、SEOの問題を避けるために、URLリライト/リダイレクト (英語) を使えます)。

また、本日のリリースで、Windows Azureポータル内でカスタム ドメインを管理するためのUIを拡張しました。ポータル下部のトレイ内の「MANAGE DOMAINS」ボタンをクリックすると、ドメインの管理/構成を簡素化するカスタムUIが表示されるようになりました。

また、今回のアップデートで、カスタム ドメインの所有権の検証を大幅に円滑化/簡素化し、ダウンタイムなしでの既存サイト/ドメインのWindows Azure Webサイトへの切り替えを簡素化しました。

Git/CodePlex、またはGitHubでの継続的デプロイのサポート

今夏にリリースした (英語 / 日本語) 機能の中で最も人気の高い機能の1つが、TFSやGitといったソース管理システムを使った、WebサイトのWindows Azureへの直接の発行のサポートです。これは、ソース管理を使ったアプリケーション デプロイを管理する、本当に強力な方法を提供します。Webサイトのダッシュボード ページでこれを有効化するのは、本当に簡単です。

今夏にリリースしたTFSオプションは、極めて高度な継続的デプロイのソリューションを提供します。これは、Webサイトをチェック インするたびに、ビルドの自動化、単体テストの実行、(もしそれらに成功したら) 自動的なAzureへの発行を可能にします。

本日のリリースで、継続的デプロイのシナリオを可能にし、CodePlexやGitHubにホストされているプロジェクトを統合するために、Gitのサポートを拡張しました。このサポートは、(「無料」スケーリング モードのWebサイトを含む) すべてのWebサイトで有効化されています。

本日より、Webサイトの「DASHBOARD」ページ上の「Set up Git publishing」リンクを選択すると、WebサイトでGitベースの発行が有効化されたときに、2つの追加オプションが表示されます。

「Deploy from my CodePlex project」リンク、または「Deploy from my GitHub project」リンクをクリックして、Webサイトと (CodePlexまたはGitHubでホストしている) ソース リポジトリとの間の接続を構成するための簡単なワークフローをウォークスルーできます。一度この接続が確立されると、CodePlexまたはGitHubは、チェックインが起こるたびに、Windows Azureに自動的に通知します。すると、Windows Azureは、自動的にソースをプルし、アプリの新バージョンをコンパイル/デプロイします。

次の2つのビデオは、このワークフローを有効化し、初期のアプリをデプロイして、それを変更するのが、いかに簡単かをウォークスルーします。

このアプローチは、本当にクリーンな継続的デプロイのワークフローを可能にし、Gitを使ったチーム開発環境のサポートをずっと容易にします。

注: 本日のリリースは、パブリックのGitHub/Codeplexリポジトリとの接続の確立をサポートしています。プライベート リポジトリのサポートは、数週間で有効化される予定です。

複数ブランチのサポート

以前は、Gitマスター ブランチからのデプロイのみをサポートしていました。ですが、開発者が別のブランチ (たとえば、ステージング ブランチ、将来ブランチ) からデプロイしたいことが、よくあります。これは、スタンドアロンのGitベースのプロジェクト、CodePlexまたはGitHubにリンクされたプロジェクトの両方で、サポートされるシナリオになりました。これによって、多様な便利なシナリオが可能になります。

たとえば、CodePlexまたはGitHub上の同じリポジトリにリンクされた、2つのWebサイト (「本番」バージョンと「ステージング」バージョン) を持つことができるようになりました。Webサイトの1つを、マスター ブランチにあるものを常にプルするように構成し、別のWebサイトを、ステージング ブランチにあるものをプルするように構成できます。これによって、本番環境で公開する前にサイトの最終テストを行う、本当にクリーンに方法が可能になります。

この1分のビデオは、Webサイトでどのブランチを使うかを構成する方法を示しています。

まとめ

これらの機能はすべて、本番環境で有効化されており、今すぐ使用可能です。もしWindows Azureのアカウントを持っていない場合は、無料評価版に登録し、今日から使い始めることができます。Windows Azure開発者センター (現時点では英語) にアクセスし、Windows Azureでのアプリ構築方法を学んでください。

今後数週間で、Windows Server 2012と.NET 4.5リリースのサポートを含む、さらなる新機能と拡張を予定しています (来月、Windows Server 2012と.NET 4.5ベースの新しいWebロール/ワーカー ロールのイメージに対応する予定です)。これらの新機能が利用可能になったら、詳細に関しては私のブログから目を離さないでいてください。

関連情報

 

コメント
  1. […] 本日、新機能を実装し、既存機能を強化した Windows Azure Web サイト (プレビュー) が公開されました。主な変更点としては、カスタム可能なドメイン名をサポートする Paid Shared サイト モードの導入、使用率クォータの更新、FastCGI プロトコルのサポート、node.js の 2 つのバージョンの追加サポートなどが挙げられます。これらの変更の詳細については、Scott Guthrie Blogの“Announcing: Great Improvements to Windows Azure Web Sites”(英語:弊社 Naoki Sato のブログ S/N RATIO「Windows Azure Webサイトの大幅な改善」に翻訳があります)をご参照ください。 […]

  2. […] 本日、新機能を実装し、既存機能を強化した Windows Azure Web サイト (プレビュー) が公開されました。主な変更点としては、カスタム可能なドメイン名をサポートする Paid Shared サイト モードの導入、使用率クォータの更新、FastCGI プロトコルのサポート、node.js の 2 つのバージョンの追加サポートなどが挙げられます。これらの変更の詳細については、Scott Guthrie Blogの“Announcing: Great Improvements to Windows Azure Web Sites”(英語:弊社 Naoki Sato のブログ S/N RATIO「Windows Azure Webサイトの大幅な改善」に翻訳があります)をご参照ください。 […]

  3. […] 本日、新機能を実装し、既存機能を強化した Windows Azure Web サイト (プレビュー) が公開されました。主な変更点としては、カスタム可能なドメイン名をサポートする Paid Shared サイト モードの導入、使用率クォータの更新、FastCGI プロトコルのサポート、node.js の 2 つのバージョンの追加サポートなどが挙げられます。これらの変更の詳細については、Scott Guthrie Blogの“Announcing: Great Improvements to Windows Azure Web Sites”(英語:弊社 Naoki Sato のブログ S/N RATIO「Windows Azure Webサイトの大幅な改善」に翻訳があります)をご参照ください。 […]

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