Windows Azure: IaaSの正式リリース (GA)

Posted: 2013/04/17 カテゴリー: Uncategorized
タグ:, , , , ,

今朝、新しい仮想マシン/仮想ネットワーク機能を含む、Windows AzureのIaaS (サービスとしてのインフラストラクチャ) サポートの正式リリースを発表しました (英語 / 日本語)。このリリースは、運用環境で有効化され、企業向けのSLAによって支えられ、Microsoftサポートによってサポートされ、運用環境のアプリで使用する準備ができています。Windows Azureアカウントをすでにお持ちでない場合は、無料評価版に登録して、今日から使い始めることができます。

本日のIaaSリリースでは、プレビュー期間中に提供していた機能のすべてがサポートされることに加えて、いくつかの素晴らしい新機能があります:

  • 新しいVMイメージ テンプレート (SQL Server、BizTalk Server、SharePointのイメージ)
  • 新しいVMサイズ (より大きなメモリーのマシン)
  • 新しいVMの料金 (IaaS/PaaS VMの料金を、21%-33%値下げしました)

本日のリリースといくつかの新しい拡張のさらなる詳細は、次の通りです。すでに運用環境でIaaS機能を使っているお客様に関しては、Bill Hilfのブログ ポスト (英語 / 日本語) もご覧ください。

Windows Azure仮想マシン

Windows Azure仮想マシンによって、クラウドに持続的なVMをデプロイして実行できるようになりました。Windows Azure管理ポータルに組み込まれた事前設定済みのテンプレートのイメージ ギャラリーから、簡単にVMを作成することもできますし、あるいは、カスタム構築した独自のVHDイメージをアップロードして実行することもできます。VMテンプレートの組み込みイメージ ギャラリーには、Windows Serverイメージ (Windows Server 2012、Windows Server 2008 R2、SQL Server、BizTalk Server、SharePoint Server) と、Linuxイメージ (Ubuntu、CentOS、SUSEといったLinuxディストリビューション) の両方が含まれています。

Windows Azureは、Windows Server 2012に組み込まれているものと同じHyper-V仮想化サービスを使っています。これは、オンプレミス環境とクラウド環境にわたって共通のVHDを作成して使用できることを意味しています。VHDをWindows Azureに持ち込んだり、Windows Azureから持ち出したりする際に、変換プロセスは必要ありません。VMをクラウドにコピーして、そのまま実行できます。また、Windows Azureで作成したVMをオンプレミスのWindows Server 2012にダウンロードして、そのまま実行できます。これによって、途方もない柔軟性が得られ、クラウド環境とオンプレミス環境の両方にわたるハイブリッド ソリューションを、簡単に構築できるようになります。

使い始めるのが簡単

Windows Azure管理ポータルを使って、わずか数秒で迅速にVMを新規作成できます。単に、ポータル左下の「新規」コマンドをクリックし、それから「仮想マシン」>「簡易作成」オプションを使って、世界のどこにでも新規仮想マシンをインスタンス化します (コマンドラインを介してこれを行いたい場合は、WindowsベースのPowerShellユーザー (英語 / 日本語 (機械翻訳)) やLinux/Macユーザー (英語 / 日本語 (機械翻訳)) 向けのコマンドライン ツールをダウンロードすることもできます)。

1

VMインスタンスを新規作成したら、VMを好きなようにカスタマイズするために (そして、オプションとして、そのVMの独自のカスタム イメージ スナップショットを取り込むために)、リモートPowerShell、SSH、ターミナル サーバーなどで、簡単にそのVMに接続できます。これによって、Windows Azure内でほぼすべてのワークロードを実行できる柔軟性を得られます。

統合された管理と監視

Windows Azure管理ポータルは、VMを作成できることに加えて、実行中のVMの管理/監視サポートも組み込みで提供します。

2

持続的なデータ ディスク

Windows Azureの仮想マシンは、オプションとして、ストレージのためにデータ ディスクを接続して使用できます (各ディスクのサイズは、最大1TBです):

3

データ ディスクを接続すると、仮想マシンにとっては、データ ディスクは標準的なディスク/デバイスのように見え、好みのディスク フォーマット (たとえば、Windows向けのNTFS、Linux向けのext3、ext4など) を使って、データ ディスクをフォーマットできます。ディスクは永続的かつ高度に持続的であり、Windows Azure BLOBストレージ (英語 / 日本語 (機械翻訳)) 上に実装されています (これによって、各ドライブが高可用性のために3重化されて管理されることが保証されます)。

組み込みロード バランサーのサポート

また、Windows Azureの仮想マシンは、オプションとして、追加料金なしでネットワーク ロード バランサー (LB) を利用できます。これによって、単一のIPアドレス/ポートに送信されたトラフィックを、複数のVMマシン インスタンスに分散できます。アプリをスケール アウトさせるためにも、VMのダウン時やVMのメンテナンスの際に、より良い耐障害性を提供するためにも、ロード バランサーを使うことができます。この場合、ロード バランサーは、自動的にそのマシンをルーティング先から外せます:

4

複数VMにわたる負荷分散の設定は、簡単です。単に、Windows Azure管理ポータルでVMの「エンドポイント」タブをクリックし、(追加する最初のVMに対して) そのVMへの「エンドポイントの追加」を選択します。それから、他のVMインスタンスに対しては、「既存のエンドポイントのトラフィックを負荷分散します」を選択します:

5

負荷分散セットに対する共通のタスク (英語 / 日本語 (機械翻訳)) で、負荷分散される一連のVMの構成方法のさらなる詳細を確認できます。

Windows Azure仮想ネットワーク

本日、Windows Azure仮想マシンの正式リリースとともに、Windows Azure仮想ネットワークの正式リリースも発表します。Windows Azure仮想ネットワークによって、次の作業を完了できます。

  • 永続的なプライベートIPを持つ、仮想プライベート ネットワークの作成: 仮想ネットワークを使って、Windows Azureに好みのプライベートIPv4スペース (10.x, 172.x, 192.x) を持ち込めます。さらに、仮想ネットワーク内の仮想マシンは、ハードウェア障害さえも越えて安定したプライベートIPアドレスを持ちます。
  • サイト間IPsec VPN上のクロスプレミス (オンプレミス/クラウド間) の接続性: IPsec接続を仲介する仮想ネットワーク ゲートウェイを使って、オンプレミス ネットワークをWindows Azureに拡張し、Windows Azureの仮想マシンを組織の既存ネットワークの一部として扱えます。これを可能にするために、CiscoやJuniperの標準的なVPNハードウェア デバイスをサポートしています。
  • カスタムDNSサーバーの構成: 仮想ネットワークを使って、仮想マシンのDNSサーバーとして、オンプレミスのDNSサーバー、あるいはWindows Azureの同じ仮想ネットワーク上のDNSサーバーを指定できます。これによって、Windows Azure上でWindows Server Active Directoryドメイン コントローラー (英語 / 日本語 (機械翻訳)) も実行できます。
  • 拡張された信頼/セキュリティ境界: 仮想マシンの仮想ネットワークへのデプロイによって、その仮想ネットワークへの信頼境界が拡張されます。単一の仮想ネットワーク内に複数の仮想マシンやクラウド サービスを作成し、プライベート アドレス空間を使ってそれらが通信できるようにできます。これによって、パブリックIPアドレスを経由する必要なしに、異なる仮想マシン間の、あるいは仮想マシンと、異なるクラウド サービス内のWeb/ワーカー ロールとの間の単純な通信が可能になります。さらに、仮想ネットワーク外の仮想マシンには、仮想ネットワーク内にホストされたサービスを識別してそれに接続する方法がありません。これは、サービスに追加の分離レイヤーを提供します。

仮想ネットワークの作成

Windows Azureでの仮想ネットワークの作成は、簡単です。単に、ポータル左下の「新規」コマンドをクリックし、それから「ネットワーク」>「仮想ネットワーク」>「簡易作成」(または「カスタム作成」) オプションを使って、新しい仮想ネットワークをインスタンス化します。

6

Windows Azureでは、無料で仮想ネットワークを作成して使用できます。追加料金を請求するのは、VPNゲートウェイのサポートを有効化する場合だけです。この場合、時間あたりの料金と帯域幅の使用料を請求します。仮想ネットワークと、仮想ネットワークが仮想マシン機能をどのように補完するかに関するさらなる情報については、こちらをご覧ください。

新しいVMイメージ テンプレート (SQL Server、BizTalk、SharePointのイメージ)

Windows Azureの本日のリリースでは、新しいVMを簡単に作成して実行するために使える、いくつかの新しいVMイメージ テンプレートがあります。これには、新しいSQL Server 2012のイメージ (Standard/Enterpriseエディションのテンプレート)、新しいBizTalk Server 2013のイメージ (評価版、Standard/Enterpriseエディション)、新しいSharePoint Server 2013のイメージが含まれています:

7

時間料金のサポート

SQL ServerとBizTalkのイメージによって、使い始めるのがより簡単で迅速になることに加えて、時間料金モデルも可能になります。これは、これらのサーバー製品のライセンスを前払いで払う必要がなく、代わりに、イメージをデプロイし、ソフトウェアを実行した時間に対して、標準のOS料金に加えて追加の時間料金を払えるということを意味しています。これは、前払いコストなしに使い始めるための、柔軟な方法を提供します (代わりに、使った分だけ料金を払います)。時間料金に関して、こちらでさらに学べます。

SQL Server、BizTalk、SharePoint Serverに関するさらなる詳細

Windows Azure仮想マシンへのSQL Serverのデプロイに関するさらなる詳細については、こちら (英語 / 日本語 (機械翻訳)) をご覧ください。また、BizTalk Serverに関する詳細については、こちら (英語 / 日本語 (機械翻訳) / 日本語) をご覧ください。

今週、Windows Azure上でSharePointを使い始めることや、完全なSharePointファームの自動化を簡単にする、SharePointデプロイ ガイドとPowerShellスクリプトもリリースします。デプロイすると、PowerShellを使って直接SharePoint 2013を管理できます。

新しいVMサイズ (より大きなメモリーの選択肢)

Windows Azureの本日のリリースでは、公開プレビュー期間中にサポートしていた既存の5つのVMサイズに、新しい2つのVMサイズの選択肢を追加します。これら2つの新しいVMサイズは、4コア/28GB RAM構成と、8コア/56GB RAM構成です。VMの新規作成時に、これらの選択肢を選択できるようになりました:

8

これらの新しいVMサイズによって、Windows Azureでさらに大きなワークロードを実行できるようになります。異なるサイズとそれらの機能に関するさらなる詳細については、こちら (英語 / 日本語 (機械翻訳)) をご覧ください。

新しいVMの料金 (21%から33%の値下げ)

Windows Azureの本日のリリースでは、Windows Azureコンピューティングの大幅な料金値下げも発表します。新しい料金では、Windows Azure仮想マシン (IaaS) の以前発表した料金からの21%の値下げ、Windows Azureクラウド サービス (PaaS) モデルを使ってデプロイされたソリューションに対する33%の値下げを行いました。VMの新しい料金は、Windows VMとLinux VMの両方で、Amazon Web ServicesのVMのオンデマンド料金と一致しています。

Windows Azure仮想マシンの新しい料金

Windows Azure仮想マシンの新しいオンデマンドの時間料金は、次の通りです:

サイズ名 CPUコア数 メモリー Windows VM料金 Linux VM料金
XS (A0) 共有 768MB 1.67円/時 1.67円/時
S (A1) 1 1.75GB 7.48円/時 4.99円/時
M (A2) 2 3.5GB 14.95円/時 9.97円/時
L (A3) 4 7GB 29.90円/時 19.93円/時
XL (A4) 8 14GB 59.79円/時 39.86円/時
A6 4 28GB 84.71円/時 68.10円/時
A7 8 56GB 169.41円/時 136.19円/時

 
この料金は、オンデマンド使用に対する時間料金であることに注意してください (これは、1時間以上使用するコミットメントはなく、消費した分だけ料金を払うことを意味しています)。Windows Azure仮想マシンの料金の詳細については、こちらをご覧ください。

コミットメント料金割引

また、オプションとして、標準の従量課金料金に対する大幅な割引を得るために、6か月、または12か月のコミットメント プランを利用することもできます。コミットメント プランでは、お客様が毎月一定の使用料を払うことをコミットすることの見返りとして、使用料を払ったあらゆるWindows Azureのリソースに対する割引が提供されます (そして、使うことをコミットする使用料が多いほど、提供される割引が大きくなります)。

Windows Azureのコミットメント プランの素晴らしい点の1つは、使いたいVM数や特定のVMサイズ (あるいは、どのリージョンや可用性ゾーンで、それらのVMを使いたいか) を事前に指定する必要性に、お客様を縛りつけないことです。代わりに、お客様は単に毎月一定の使用料を払うことをコミットして、使用料を払ったあらゆるWindows Azureのリソースに対する割引が提供されます。これによって、特定の構成に縛りつけられることを心配する必要なしに、動的にVMサイズを変更できる柔軟性を得られます。また、IaaSとPaaSの両方をベースにしたサービスでコミットメント料金を払う (そして、両方に対する割引を利用する) という選択肢も得られます。コミットメント料金プランに関しては、こちらでさらに学べます。

その他の改善

Windows Azureの本日のリリースには、次に挙げるVMの小さな拡張が、多数含まれています。

  • 既定のOSディスク サイズの増加: プレビュー期間中、既定のOSディスク パーティション サイズは、30GBでした。お客様からのフィードバックを基に、新しいすべてのイメージでは、OSパーティションのサイズが既定で127GBになりました。
  • 管理者ユーザー名をカスタマイズできる機能: VMイメージ作成時に、管理者アカウントのログイン名をカスタマイズできるようになりました。これによって、VMでよく知られたユーザー名を常に使うことを回避できます (これは、優れたセキュリティのベスト プラクティスです)。
  • リモートPowerShellの既定での有効化: PowerShellを使って仮想マシンをデプロイする際、すべてのWindows Server OSイメージ (SQL Server、BizTalk Server、SharePointのイメージなど) で、既定でリモートPowerShellを有効化するようになりました。これによって、新しくデプロイされたインスタンスに対話型でログインする必要すらなしに、VMの設定を自動化することが、ずっと簡単になります。

まとめ

我々は、本日のリリースに本当に興奮しています。人々がしばらくの間、このリリースを楽しみにしていたことを知っています。プレビュー期間中に使用して、フィードバックをお送りいただいたすべての方に、感謝しています。

本日のリリースによって、誰もが、これまでより優れたクラウド ソリューションを構築できるようになりました。IaaSとPaaSをともに統合し、WindowsベースとLinuxベースのソフトウェアをともに使用し、これまでより早く価値を提供できるようになりました。皆さんがWindows Azureで構築するソリューションを、我々は本当に楽しみにしています。

Windows Azureアカウントをすでにお持ちでない場合は、無料評価版に登録して、今日から使い始めることができます。Windows Azure開発者センター (英語 / 日本語 (機械翻訳)) にアクセスして、アプリの構築方法についてさらに学んでください。

関連情報

 

 

  • クラウド OS の中核を担う「Microsoft Windows Azure」の機能拡張とパートナー連携強化を発表 ~ 国内パートナー企業 45 社とともに、企業のクラウド化を促進 ~ (2013/04/17)
  • http://www.microsoft.com/ja-jp/news/130417_azure.aspx

 

 

 

コメント
  1. […] Information Week : Microsoft Azure Public Cloud Matches Amazon Prices GigaOM: At long last, Microsoft is ready to compete head on with AWS S/N Ratio (by SATO Naoki) : Windows Azure: IaaSの正式リリース (GA) […]

  2. […] Scott Guthrieのブログ  (翻訳:Sato Naoki's Blog にある Windows Azure: IaaSの正式リリース (GA)  を参照してください。)  […]

  3. […] Azure IaaSリリースの正式リリース (GA) を発表しました (英語 / 日本語)。このリリースの一部として、新しい4コア x 28GB RAM (A6)、および8コア x […]

  4. […] Azureの新しいIaaS (英語 / 日本語) と仮想ネットワーク (英語 / 日本語) […]

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中