Windows Azure: クラウドにおける開発/テストのための大幅な改善

Posted: 2013/06/04 カテゴリー: Uncategorized
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Windows Azureは、開発/テストのための素晴らしい環境を提供します。これは、クラウドで開発/テストし、クラウドで運用環境のアプリを稼働したいシナリオ、および、クラウドで開発/テストし、既存のオンプレミスWindows Server環境を使って運用環境のアプリを稼働したいシナリオの両方に当てはまります。

Windows Azureの新しいIaaS (英語 / 日本語) と仮想ネットワーク (英語 / 日本語) の機能によって、エンタープライズの開発チームがクラウドを使って開発/テストを行うことが、本当に簡単になります。開発/テストのためにクラウドを使うことで、開発チームは、IT部門からのリソースを待ってボトルネックになることなしに、より柔軟でアジャイルな方法で作業できるようになります。開発チームは、代わりにセルフ サービス方式でWindows Azureを使って、リソースを数分で起動/停止できます。それから、アプリをデプロイする準備ができたら、既存のオンプレミス サーバーを使って、アプリをデプロイすることを選択できます。これによって、今のところは運用環境のシナリオでクラウドに完全に賭ける必要すらなしに、クラウドを活用し始めることが本当に簡単になります。

本日、Windows Azureを開発/テストを行うさらに優れた環境にする、Windows Azureへの多数の拡張を発表します (英語 / 日本語):

  • 停止されたVMの無料化
  • 分単位の課金
  • Windows Azure上でサポートされるようになったMSDN使用権
  • 大幅に割引されたMSDN開発/テスト料金
  • MSDNクレジット
  • MSDNクレジットの使用量を追跡するためのポータルのサポート

これらの改善それぞれの詳細は、次の通りです。この組み合わせによって、驚くべき開発/テスト クラウド ソリューションと、すべてのMSDNサブスクリプションのお客様のための強力なオファーが可能になります。

停止されたVMの無料化

これまでは、あなたがWindows AzureのVMを停止すると、我々は1つのコンピューティング クラスターの中でそのVM向けの占有デプロイ スポットを維持し、あなたが明示的にデプロイを削除しない限り、VMコンピューティングに対する課金を継続していました。本日のアップデートで、あなたがVMを停止すると、そのVMの停止中は、(我々は依然としてデプロイの状態や構成を保存しますが) もはやそのVMに対するコンピューティング時間の課金を行わないようになりました。これによって、VMをアクティブに使っていないときに、課金を避けるためにVMを停止し、再度使いたいときに再起動することが、信じられないほど簡単になります。

これは、(運用環境のアプリのシナリオを含む) さまざまなシナリオに最適です。夜や週末に環境がアクティブに使われていない場合に頻繁に環境を停止したい、開発/テストのシナリオで、特に便利です。これを行うと、時間料金が発生しなくなりました。

分単位の課金

これまでは、Windows Azureのコンピューティング リソースに対する料金モデルは、時間単位の粒度での請求でした。これは、あなたが1時間のうちの6分間だけVMを実行し、それから停止した場合、我々は1時間の使用量に対して課金していたことを意味していました。本日のアップデートで、我々は分単位の粒度で請求するようになりました。そのため、あなたが1時間のうちの6分間だけVM (または、クラウド サービス、Webサイト、モバイル サービス) を実行した場合、我々は実際の6分間のコンピューティング使用量に対してだけ課金するようになりました (時間単価を案分するので、料金は num_minutes * (hr rate) / 60 です)。

これは、(運用環境のアプリ シナリオを含む) さまざまなシナリオに最適です。非常に弾力的な方法で頻繁にリソースを起動/停止するシナリオ (たとえば、開発/テストや、他の弾力性のあるワークロード) で、特に便利です。これを行うと、料金をさらに節約できるようになりました。

Windows Azure上でサポートされるようになったMSDN使用権

これまでは、MSDNサブスクリプションで提供される開発/テスト サーバー ライセンスを、ホスティングされたクラウド環境で使うことは、(法的に) 不可能でした。MSDNサーバー ライセンスの製品使用権をMicrosoftのクラウドや他社のクラウド環境で使うことは、許されていませんでした。

本日、MSDN開発/テスト ソフトウェア ライセンスをWindows Azureで使えるように、MSDN使用権を変更することを発表します。これによって、追加料金なしで、SQL Server、SharePoint、BizTalk向けのMSDN開発/テスト サーバー イメージを、Windows AzureのVMにインストールして使用することができます。

大幅に割引されたMSDN開発/テスト料金

MSDN使用権をWindows Azureに拡張することに加えて、本日、MSDNサブスクリプションをお持ちのお客様向けの素晴らしい新料金も発表します。Windows Azureを使った開発/テストのシナリオのために、Windows Server、SQL Server、SharePoint Server、BizTalk ServerのVMをいくつでも起動でき、実行中の料金はわずか6セント/時 (4.99円/時) (または、実行時間が1時間以内の場合は、分単位で案分した料金) になりました。

これによって、市場の他のクラウドの選択肢に比べて、開発/テストのシナリオで圧倒的なコスト削減が可能になります。

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標準料金 MSDN料金 割引
Windows Server 0.09ドル/時 (7.48円/時) 0.06ドル/時 (4.99円/時) 33%
SQL Standard 0.64ドル/時 (53.15円/時) 0.06ドル/時 (4.99円/時) 90%
BizTalk Standard 0.75ドル/時 (62.28円/時) 0.06ドル/時 (4.99円/時) 92%
SQL Enterprise 2.19ドル/時 (181.86円/時) 0.06ドル/時 (4.99円/時) 97%以上
BizTalk Enterprise 2.99ドル/時 (248.29円/時) 0.06ドル/時 (4.99円/時) 97%以上

この割引は、すべてのMSDNサブスクリプションのお客様が利用可能で、開発/テストの目的で使われているWindows Serverに、いくつでも適用可能です。(ポータル、またはPowerShellなどのコマンドライン オプション経由で) Windows Azure VMギャラリーの標準VMイメージの1つを使ってVMを作成し、新しいWindows Azure MSDNサブスクリプションを使ってそれを実行した場合、この割引は自動的に適用されます。

MSDN月間クレジット

開発/テストの目的でどのWindows Azureリソースを実行するためにも使うことのできる150ドル/月 (12,500円/月) までのクレジットを、すべてのMSDNサブスクライバ―に提供することで、この割引料金をさらに魅力的にします。MSDN Professional/Premium/Ultimateのサブスクライバーには、それぞれ50ドル/月 (4,500円/月)、100ドル/月 (8,500円/月)、150ドル/月 (12,500円/月) のクレジットが提供されます。

このクレジットは、開発/テストの目的で使われるどのWindows Azureリソースにも適用できます。これには、仮想マシン (Windows/Linux)、SQLデータベース、クラウド サービス、Webサイト、モバイル サービス、Hadoopクラスター、BizTalkサービス、ストレージ、メディア サービスなどが含まれます。また、古いMSDNのオファーにあった機能別の制限は削除されます。代わりに、好きなようにリソースを組み合わせて適用できるクレジットを提供するようになります。

(MSDNサブスクリプションで100ドル/月 (8,500円/月) のクレジットを持っている) MSDN Premiumのお客様のクレジットの使い方のいくつかの例を示します:

(1) MSDN Preniumサブスクライバーは、3つのWindows Server VMを、毎日、1日に16時間 (6セント/時 (4.99円/時) で) 実行できるようになりました。MSDN使用権を使って追加料金なしで、これらのVMでSQL Server Enterprise、BizTalk Server、SharePoint Serverをを実行できます。これら3つのVMを31日間、1日に16時間実行した場合、他で使えるクレジットがまだ10.32ドル (1074.88円) だけ残ります!🙂

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(2) あるいは、100ドル/月 (8,500円/月) のクレジットを、負荷テストで20時間使うための、(SQL、BizTalk、SharePointなどが動作する) 80台のWindows Server VMの起動に適用できます:

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(3) または、100ドル/月 (8,500円/月) のクレジットを、開発/テストのMapReduce実行用に、50台のHadoopクラスター ノードを10時間起動するために使えます:

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(4) または、100ドル/月 (8,500円/月) のクレジットを、100個のWebサイトとSQLデータベースを開発/テストするために使えます。

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これらの例は、このプログラムで利用可能になった異なる選択肢の一部に過ぎません。クレジットの素晴らしい点は、好きなWindows Azureリソースで使えることです。そのため、好きなどのような組み合わせにもクレジットを適用できるという柔軟性があります。クレジット自体は毎月リセットされます (MSDN Premiumのお客様の場合、クレジットは毎月、100ドル/月 (8,500円/月) にリセットされます)。そのため、毎月、クレジットの割り当て方法を好きなように変更する機会があります。

オプションとして、クレジットに加えて追加の料金を支払うことを選択できます (月に17,000円のリソースが必要な場合、MSDN Premiumのクレジットが使用料金の最初の8,500円をカバーし、残りを支払うことができます)。超過分でもMSDN割引料金が活用されること (VMがわずか6セント/時 (4.99円/時) で課金されること) に注目してください。そのため、超過分でも大幅な料金割引の恩恵を受けます。

お客様がMSDNクレジットを超過した使用量に対して間違って課金されることが、決して起こらないようにするため、既定では、MSDNベースのサブスクリプションに対して「0円の使用制限」を有効化しています。組み込みのクレジット以上のリソースを使って、超過分を支払いたい場合は、使用制限を無効化できます。

MSDNクレジットの使用量を追跡するためのポータルのサポート

Windows Azure無料評価版とMSDNサブスクリプションのお客様からこれまで頂いていた要望の1つは、お客様が無料クレジットの使用量を追跡することを簡単にする、Windows Azure管理ポータルでの統合されたUIのサポートの有効化でした。

本日のリリースで、Windows Azureのお客様が、クレジットの使用量を追跡することが簡単になりました。Windows Azure管理ポータルの上部に、お客様が現在のステータスを迅速に確認できるようにする「クレジット ステータスUI」が追加されました:

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クレジット ステータスUIをクリックすると、クレジットがどれだけ残っているか (そして、クレジットの有効期限が切れるまで何日か) を示す概要ステータスが、ポータル内で表示されます:

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このUIの「詳細を表示」リンクをクリックすると、月内のこれまでの使用量と、現在の使用パターンをベースにした残りのクレジットの推定を示す、詳細な使用量ページが表示されます:

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MSDNサブスクリプションのお客様と無料評価版を登録したお客様の両方が、この機能を利用可能になりました。これによって、無料クレジットを追跡するのがずっと簡単になるはずです。

まとめ

これらの拡張によって、Windows Azureは、開発/テストを行う素晴らしい環境と、すべてのMSDNサブスクリプションのお客様のための強力な選択肢になります。これらの改善すべては利用可能になっており、今すぐ使い始めることができます。

もしWindows Azureアカウントをまだ持っていない場合は、無料評価版に登録して、これらの機能すべてを今日から使い始めることができます。あなたがMSDNサブスクライバーなら、MSDNサブスクリプションに登録したのと同じMicrosoftアカウント (旧Live ID) を使って、Windows Azureに登録してください。Windows Azure登録ウィザードは、あなたがMSDNサブスクライバーであることを検出し、前述の改善が含まれたWindows Azureサブスクリプションをあなたが使えるように自動的に設定します。

既存のMSDNサブスクライバー向けWindows Azureサブスクリプションをすでにお持ちの場合、8月に新しいプログラムに移動的に移行されます。8月以前に新しいプログラムを使いたい場合は、www.windowsazure.com Webサイトのアカウント センターにアクセスすると、対象のサブスクリプションの下に、早期に移行するためのオプションがあります。既存のMSDNサブスクリプションのオファーを使い続けたい場合は、オプションとして自動変換を解除し、今後12か月の間、従来のオファーを使い続けることも選択できます。

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  2. […] Azureで先月リリースされた、停止時の課金一時停止機能 (英語 / 日本語) […]

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