Windows Azureでリモート デスクトップ サービス (RDS) が利用可能に

これに関するニュースを多くは見ていないので、皆さんにお知らせするために短いブログ ポストを書くことは価値があると思います。7月1日に、Microsoftは公式にWindows Azureのライセンス使用条件 (製品使用権説明書/PUR) を変更し、Windows Azure仮想マシンにおけるリモート デスクトップ サービス (RDS) (英語 / 日本語) の使用を許可しました。以前は、このシナリオは、Windows Azureでは許可されていませんでした。7月1日以前は、サーバーの管理とメンテナンスの目的でのみ、Windows Azure上のWindows Server VMにアクセスできました (このサービスでは、最大2つの同時セッションが許されています)。

今回の変更に関する詳細を見ていきましょう:

  • 2つ以上の同時セッションを有効化するためには、Microsoftサービス プロバイダー ライセンス アグリーメント (SPLA) を介して、Windows Azure上のソリューションにアクセスする各ユーザーまたはデバイスに対して、RDSサブスクライバー アクセス ライセンス (SAL) を購入する必要があります。SPLAは、Windows Azureの契約とは別であり、認定されたSPLAリセラー (英語 / 日本語) を介して契約します。SPLAの利点と要件に関する追加情報については、こちらをご覧ください (英語 / 日本語)。
  • Enterprise Agreement (EA) などのMicrosoftボリューム ライセンス (VL) プログラムで購入されたRDSクライアント アクセス ライセンス (CAL) では、共有クラウド プラットフォームへのライセンス モビリティが提供されないため、Windows Azure上で使うことができません。
  • (Windows 8などの) Windows「クライアント」OSの仮想デスクトップ/VDIのデプロイは、Widnows Azure上では引き続き許可されません。なぜなら、WindowsクライアントOSの製品使用権が、マルチテナント/共有クラウド環境での使用を禁止しているからです。
  • お客様は、(Citrix XenDesktop (英語 / 日本語 (機械翻訳) / 日本語関連情報) などの) RDSセッション機能を必要とするサード パーティーのアプリケーション ホスティング製品を使うことができます。これらのサード パーティー プロバイダーが設定する製品使用条件に従い、これらの製品がRDSセッション ホスティング (ターミナル サービス) 機能だけを利用しているという条件があります。これらのサード パーティー製品を使う際にも、依然としてRDS SALが必要であることに注意してください。

最新の製品使用権説明書 (英語 / 日本語) や、Windows Azure仮想マシンのライセンスFAQ (現時点では日本語版はアップデートされていないので、左下で「English」を選択) で、この新しいライセンスについてアップデートされています。

あなたが (Windowsフォーム ベースのソリューションなど) 動作させるのにRDSが必要となるレガシー ソリューションを持つサービス プロバイダーの場合、Windows Azure上で自分のお客様にサービスを提供できるようになりました。

関連情報

 

リモート デスクトップ サービス: マイクロソフト サービス プロバイダー ライセンス契約 (SPLA) を通じて購入されたリモート デスクトップ サービス (RDS) サブスクライバー アクセス ライセンス (SAL) は、Windows Azure 仮想マシンでグラフィカル ユーザー インターフェイス機能を提供するために使用することができます。エンタープライズ契約を含むボリューム ライセンス プログラムを通じて購入された RDS クライアント アクセス ライセンス (CAL) を、Windows Azure 仮想マシンと共に使用することはできません。仮想デスクトップ インフラストラクチャ機能を、Windows Azure 仮想マシンで使用することはできません。

 

Remote Desktop Services Questions

  • Can service providers build a cloud-based service on Windows Azure using session-based hosting through RDS (Remote Desktop Services, formerly known as Terminal Services)? – Yes, service providers can offer hosted solutions through RDS running on Windows Azure as long as they obtained RDS SALs (Subscriber Access Licenses) through a Microsoft Services Provider License Agreement (SPLA) reseller.
  • Can customers use RDS CALs (Client Access License) they own as part of their VL (Volume Licensing) agreement to access Windows Server instances running on Windows Azure or other Service Provider environments? – No, Remote Desktop Services CALs purchased through Volume Licensing programs are not eligible for the License Mobility rights under Software Assurance. Currently, only RDS SALs (Subscriber Access Licenses) are allowed on Windows Azure as part of a hosted solution from a Service Provider.
  • Can customers rent Windows Client desktops on Windows Azure or other Service providers? – No, multi-tenant hosting is restricted in the Product Use Rights of Windows Client, such as Windows 7 or Windows 8. Windows Client Desktops are not available on either Windows Azure or on any other Service Provider such as Amazon or Rackspace. You can read more about the Microsoft Product Use Rights here.

 

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