Windows Azureストレージのリリース – CORS、JSON、分単位メトリックなど

Windows Azure BLOB、テーブル、キューにわたって多様な新機能を提供する、Windows Azureストレージの新しい2013-08-15バージョンが利用可能になったことを発表できて、興奮しています。このバージョンでは、次の主な機能を追加します:

  1. CORS (クロス オリジン リソース共有/Cross Origin Resource Sharing): Windows Azure BLOB、テーブル、キューが、(ユーザーが、アクセスされるリソースとは異なるドメインにあるWebページを表示しているブラウザーから、そのリソースへのアクセス/操作をできるようにするための) CORSをサポートするようになりました。CORSは、サービス プロパティの設定/取得を使ってユーザーが有効化できる、オプトイン モデルです。Windows Azureストレージは、CORSプリフライトOPTIONSリクエストと、実際のCORSリクエストの両方をサポートしています。さらなる情報については、こちら (英語 / 日本語 (機械翻訳)) をご覧ください。
  2. JSON (JavaScript Object Notation): Windows Azureテーブルが、OData 3.0 (英語 / 日本語 (機械翻訳)) のJSONフォーマット (英語 / 日本語 (機械翻訳)) をサポートするようになりました。JSONフォーマットが (AtomPubフォーマットでは必須である) ペイロードの予測可能な部分の転送を除外するので、このフォーマットは効率的なワイヤー転送を可能にします。

JSONは、3つの形式でサポートされています:

  • メタデータなし – このフォーマットは、クライアントがカスタム プロパティのデータ型の解釈方法を知っている際に便利な、最も効率的な転送です。
  • 最小限のメタデータ – このフォーマットは、暗黙的に解釈できない特定の型のカスタム プロパティに対する、データ型情報を含んでいます。これは、汎用ツールやWindows Azureテーブル ブラウザーといった、データ型を認識しないクライアントからのクエリに便利です。
  • 完全なメタデータ – このフォーマットは、システム プロパティに対してさえも型定義を必要とし、編集リンクやIDなどのOData情報を必要とする、汎用ODataリーダーに便利です。

Windows Azureテーブル向けのJSONのさらなる情報については、こちら (英語 / 日本語 (機械翻訳)) をご覧ください。

  1. Windows Azure Storage Analyticsにおける、分単位のメトリック: これまで、Windows Azureストレージは、時間単位で集約されたメトリック (英語 / 日本語 (機械翻訳)) をサポートしていました。これは、サービスの可用性、エラー、受信、送信、API使用量、アクセス パターンを監視し、クライアント アプリケーションを改善するのに、非常に便利です。これに関するブログ ポストは、こちら (英語 / 日本語 (機械翻訳))です。新しい2013-08-15バージョンでは、分レベルでデータが集約され、典型的には5分以内に利用可能になる、分単位のメトリックを導入します。分レベルの集約によって、ユーザーは、時間単位の集約に比べてよりリアルタイムにクライアント アプリケーションを監視し、リクエスト/秒の急増といった傾向を認識できます。分レベルのメトリックの導入によって、ストレージ アカウントに、時間単位と分単位のメトリックが格納される次のテーブルが作成されるようになりました。
  • $MetricsHourPrimaryTransactionsBlob
  • $MetricsHourPrimaryTransactionsTable
  • $MetricsHourPrimaryTransactionsQueue
  • $MetricsMinutePrimaryTransactionsBlob
  • $MetricsMinutePrimaryTransactionsTable
  • $MetricsMinutePrimaryTransactionsQueue

時間単位の集約メトリックに対するテーブル名の変更に注意してください。テーブル名は変更されましたが。新しいテーブル名を介しても、古いデータは引き続き利用可能です。

分単位のメトリックを構成するには、2013-08-15バージョンで、Windows Azure BLOB (英語 / 日本語 (機械翻訳))、テーブル (英語 / 日本語 (機械翻訳))、キュー (英語 / 日本語 (機械翻訳)) に対するサービス プロパティ設定REST APIを使ってください。Windows Azure管理ポータルは、分単位のメトリックの構成を、現時点ではサポートしていませんが、今後利用可能になる予定です。

今回のリリースでは、前述の主な機能に加えて、サービスに次の機能追加を行いました。2013-08-15バージョンのより詳細な変更点一覧については、こちら (英語 / 日本語 (機械翻訳)) をご覧ください。

また、こちらで、前述の機能をサポートしており、新機能を練習するために使える、Windows Azureストレージ クライアント ライブラリのアップデートもリリースします。また、今後数か月で、Windows Azure SDK 2.2に対するWindows Azureストレージ エミュレーターのアップデートもリリースする予定です。このアップデートは、「2013-08-15」バージョンとその新機能をサポートする予定です。

前述の変更に加えて、今回のリリースでの既知の問題と重大な変更に関する、次の2つのブログ ポストもお読みください:

さらに質問がある場合は、フォーラムかこのポストへのコメントで、我々にお知らせください。

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