Microsoft IT – データセンターの現代化

Microsoft ITとは何でしょうか?

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我々は、Microsoftの事業を運営するITインフラストラクチャとアプリケーションをサポートしています。我々は、Microsoftの製品、サービスの利用者ですが、これらのサービスを作成、管理している部門とは別の組織です。我々は、我々自身の製品、サービスの最初で最高の顧客であろうと努めており、製品、サービスを我々のお客様にリリースする前に、それらを内部でデプロイ、テストしています。

Microsoft ITは、世界中に社員がいる広範な組織です。このブログ シリーズでは、我々はMicrosoft IT内のチーム Service Deployment and Operations (SDO) に焦点を絞ります。SDOは、Microsoft IT向けのホスティングとサポートのサービスを運用しています。これには、我々の社員や外部のパートナーが業務を管理するために使うアプリケーションやサービスをホストしている、40,000以上のOSインスタンスが含まれています。社内の例としては、人事アプリケーション、会計アプリケーション、トレーニング システムがあります。外部向けには、エンド ユーザーのお客様が使うコンシューマー アプリケーションを支える、バックエンド システムがあります。ユーザーに信頼性の高い運用を提供するため、これらのOSインスタンスは世界中の7つのデータセンターに展開されています。

SDOは、ほとんどの巨大インフラストラクチャ チームと似ており、多くの同じ課題に直面しています。我々が現在直面している、2つの主要な課題があります:

  • 2つのデータセンターの閉鎖。いくつかの理由のため、リースしていたロケーションの使用を停止します。
  • 耐用年数終了 (EOL) になる数千のサーバー。置き換えには、今後5年間に2億ドルが必要です。

どのようにして、これらの課題に取り組むのでしょうか? さらに重要なこととして、どのようにして、我々のコンピューティング インフラストラクチャ環境を現代化するのでしょうか? ユーザーは俊敏性を求めており、我々の予算は増えず、我々はインフラストラクチャの効率性を推進したいと思っています。IT組織には、データセンター環境の変革に不可欠な2つのグループがあります。インフラストラクチャ オーナーとアプリケーション オーナーです。それぞれ単独でもIT環境の最適化に向けて前進できますが、協力したときにだけデータセンター現代化を本当に最大限に活用できます。

我々は、「Microsoftのすべてはクラウドで稼働する」というビジョンから始めました。Microsoft ITは、このビジョンをサポートする、アプリケーションとワークロードへのクラウド ファーストのアプローチを採用しています。我々は、このクラウド戦略を促進するために、新しいアプリケーションとワークロードに対して、既定のインフラストラクチャとしてMicrosoft Azureを使っています。新しいアプリケーションとワークロードに対するこのポリシーの実装に加えて、既存のインフラストラクチャをクラウド移行のために評価することで、我々はクラウド ファーストのビジョンを拡大し続けています。これらの取り組みは、我々がEOLと物理データセンター閉鎖の課題に対応するのに役立ちます。

我々は、このビジョンからアプリケーション戦略を作成しました。

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アプリケーションとワークロードの戦略は、かなり単純です:

  • コモディティのワークロードは、SaaS (サービスとしてのソフトウェア) に移行
  • 新規開発とモダン アプリケーションは、PaaS (サービスとしてのプラットフォーム) に移行
  • 既存アプリケーションは、IaaS (サービスとしてのインフラストラクチャ) に移行するか、プライベート クラウドに残す

我々のデータセンター戦略は、集約と効率性に焦点を絞っています。前述の通り、我々は今後24か月のうちに2つのデータセンターを閉鎖します。これは、Azureへの移行の著しい加速と、残りのロケーションの負荷分散をもたらします。

  • パフォーマンス最適化のための、Azureロケーションとの協調
  • ワークロードのAzure Virtual Machinesへの積極的な移行
  • 集約の標準化

この戦略を全体的なインフラストラクチャ環境に適用することで、今後数年にわたって、Azureと最適化されたプライベート クラウドへの着実な進展が見られます。

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これは、我々がMicrosoft ITで現在取り組んでいる大幅な変革です。今後のポストでは、どのようにしてこれを現実にしつつあるかを掘り下げる予定です。引き続き注目してください。

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