Azure SQL Database Web/Businessエディションが2015年9月12日に終了

2014年9月に、Azure SQL Database Web/Businessエディションの終了を発表し (英語 / 日本語)、新しいBasic/Standard/Premiumサービス レベルを推奨しました。新しいレベルは、高度に予測可能なパフォーマンスを提供するように設計されており、ポイント イン タイム復元、時間単位の課金、Web/Businessエディションで利用できないさらなる機能を提供しています。Azure SQL Databaseアップデート (V12) では、さらなるパフォーマンスを提供し、拡張されたT-SQL対応などを導入しました。

お願い

(1) 新しい既定値に対応するために、データベースやサーバーを作成するためにAPI呼び出しを行っている、お持ちのあらゆるコードやスクリプトを調査してください (2015年8月1日より前に、この調査を完了してください)。

(2) コードやスクリプトがWeb/BusinessエディションのデータベースやV11のサーバーを明示的に作成している場合、V12サーバー上でBasic/Standard/Premiumレベルのデータベースを作成するように変更してください (2015年9月12日より前に、この変更を完了してください)。

(3) 既存のWeb/Businessエディションのデータベースを、Basic/Standard/Premiumレベルにアップグレードしてください (2015年9月12日より前に、この変更を完了してください)。

#1 API呼び出しをアップデートしてください: 8月1日から、SQL Databaseは、最新のサービス アップデート (V12) を使うように、APIの既定値を変更する予定です。サーバーV12が、サーバーの新規作成時の既定値になる予定です。Standard S0が、データベースの新規作成時にパフォーマンス レベルを指定しなかった場合の、新しい既定のパフォーマンス レベルになる予定です。この変更によって、PowerShell、C#、REST、T-SQL APIといった、管理操作を可能にするAPIが影響を受けます。

#2 V12サーバーとBasic/Standard/Premiumレベルのデータベースの作成を開始してください: 9月12日から、もはやWeb/BusinessエディションのデータベースやV11サーバーを新規作成できなくなる予定です。引き続き、既存のV11サーバー上で、Basic/Standard/Premiumレベルのデータベースを作成できます。

#3 既存のWeb/Businessエディションのデータベースをアップグレードしてください: 我々は、9月12日から、データベース サイズ (実際の使用量) を基にして、Web/BusinessエディションのデータベースのBasic/Standardパフォーマンス レベルへの自動アップグレードを開始する予定です。アップグレードが行われる14日前に、アカウント管理者に通知メールが送信されます。

どのような影響がありますか?

既存のすべてのデータベースは、引き続き動作し続けます。しかし、APIの変更に対応するように、サーバーやデータベースを作成するコードやスクリプトをアップデートしなかった場合、自分のコードやスクリプトで希望のサーバー バージョンやデータベース エディションが作成されない、あるいは、最悪の場合、要求されたバージョンやエディションがサポートされていないことを示すシステムからのエラー メッセージとともに、失敗する場合があります。

早めに、既存のWeb/Businessエディションのデータベースを調査しアップグレードすることを、強く推奨します。データベースをアップグレードしなかった場合、我々は、次の表に従って、データベース サイズ (実際の使用量) を基にして、データベースをBasic/Standardパフォーマンス レベルに自動アップグレードします。

Web/BusinessエディションのDBサイズ 新しいパフォーマンス レベル
2GB以下 Basic
2–6GB S0
6–25GB S1
25–75GB S2
75GB以上 S3

このマッピングは、月次料金が同じである (大きなDBが低いパフォーマンス レベルにマッピングされる場合には、料金が安くなることすらある) ことを保証しています。大部分のデータベースでは、これは、現在のWeb/Businessエディションのデータベースと同じパフォーマンスを提供します。

ごくわずかの場合、このマッピングが、データベースのパフォーマンスを低下させる可能性があります。自分のデータベースが影響を受けるかどうか判断するために、サービス レベル アドバイザー (英語 / 日本語)アップグレード クックブックを使うことを推奨します。これらのツールを使うと、自分の各データベースに対して適切なパフォーマンス レベルを評価できます。これは、データベースのサイズ (実際の使用量) を基に既定で選択されるパフォーマンス レベルとは異なる場合もあります。また、データベースがより低いパフォーマンス レベルで動作するように、ワークロードを最適化することも検討すべきです。

Microsoftは、いつサーバーをアップグレードしますか?

アップグレードは、数か月にわたって行われます。料金やパフォーマンスに影響を受けないお客様が、最初にアップグレードされる予定です。30以上のWeb/Businessエディションのデータベースを持っている場合、Elastic Database PoolsがGA (一般提供) になってから90日経つまでは、アップグレードを開始しない予定です。これによって、データベースを1つ以上のプールに手動アップグレードする機会を得られます。

Web/BusinessエディションからBasic/Standardレベルへのアップグレードが多数必要となるので、この変更によって影響を受けないデータベースに対して、アップグレードはすでに始まっています。あなたは、アップグレードのスケジュールの14日前に通知の電子メールを受信します。9月12日までは、アップグレードを見合わせることができます。その日以降は、アップグレードは強制的になる予定です。

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