4つの簡単な手順で、AWSからAzureにシームレスにアプリケーションを移行

Microsoftは、IaaS (サービスとしてのインフラ)、PaaS (サービスとしてのプラットフォーム)、オンプレミス データセンター、ハイブリッド環境にわたって、WindowsとLinuxの両方をサポートする包括的な一連の統合ソリューションを提供しています。Azure Site Recovery (ASR) の堅牢な移行機能によって、このプラットフォームの利用がこれまでになく簡単になります。

Azureは、現在、オンプレミスのデータセンターをクラウドにシームレスに接続する (英語 / 日本語) 唯一のパブリック クラウドです。Azureの堅牢な機能、素晴らしいサービス、統合されたツールは、新たなレベルのスケールと伸縮性を実現するのに役立ちます。Azureは習得が簡単で、すでに知っていることを使うだけなので、組織は初日から生産性が高くなります。既存のオンプレミス資産とAzureの力との間でシームレスに統合された、真のハイブリッド クラウド プラットフォームを実現したいが、AWSなどの他のパブリック クラウドにロック インされていると感じている場合は、Azure Site Recovery (英語 / 日本語) の、最近発表した移行機能 (英語 / 日本語) を活用してください。Site Recoveryは、Microsoft Operations Management Suite (OMS) (英語 / 日本語) の一部としても利用可能であり、最初の31日間、無料で移行機能を試用、活用できます (英語 / 日本語)

次のビデオは、ほんの数時間で、簡単なアプリケーションをAWSからAzureにどのように移行できるかを示しています。

このビデオは、アプリケーションをAWSからAzureに移行するために必要となる、4つの簡単な手順を説明しています。

1. Azureのリソースを準備

アプリケーションをAzureに移行する準備を行うためには、Azure上でインフラ コンポーネントを設定する必要があります。Site Recoveryコンテナー (vault) がASRのすべてのエクスペリエンスの開始点になるので、ここから始めます。AzureでIaaS VM、つまり、構成サーバーとマスター ターゲット サーバーをデプロイするために、クイック スタート ウィザードの手順に従います。Azureにこれらのコンポーネントをデプロイするために、オンプレミス物理サーバーとAzureとの間の保護を設定するための手順に従います。

2. AWSのリソースを保護

プロセス サーバー コンポーネントを実行するEC2インスタンスを、デプロイする必要があります。プロセス サーバーをデプロイする際は、プロセス サーバーのサイジングのガイドラインを念頭に置いてください。プロセス サーバーは、AWS上でアプリケーションを実行しているVMへのアクセスを必要とします。これが、プロセス サーバーを移行元のVMと同じサブネットに配置することを推奨している理由です。また、移行元のVMは、プロセス サーバーとの通信を可能にするために、TCP、UDPポート135-139、445、1024-65535へのインバウンド接続を許可するセキュリティ グループ構成を持っている必要があります。この手順を完了し、プロセス サーバーを構成サーバーに登録したら、次の手順に進む準備ができています。

3. Azureで、AWSのVMを発見、「保護」

この時点で、AWS上のVMの検出を開始できます。Azureに移行したいすべてのEC2インスタンスを特定するために、保護グループの作成から始め、「物理マシンの追加」ワークフローを使います。EC2インスタンスを検出するために、EC2インスタンスのプライベートIPアドレスを使えます。また、利便性のために、後で参照できるフレンドリ名を付けられます。この手順が完了した後、前の手順で特定したすべてのVMが、Azureへのレプリケーションを開始します。仮想マシンのサイズ、ネットワーク容量、プロセス サーバーに応じて、これは長期の操作になる可能性があります。この初期レプリケーションに成功したら、移行の準備ができています。

4. 1クリックで、アプリケーションを移行!

この時点で、1クリックでフェールオーバー アクションを実行し、アプリケーションをAzureに移行します。EC2インスタンスやASRの保護はもう必要ないので、EC2インスタンスを削除し、ASRの保護を無効化するようにしてください。

アプリケーションの移行がいかに簡単か学んだので、自分で試し、真にハイブリッドでハイパースケールのパブリック クラウドであるAzureを活用してください。Azure Site Recovery (英語 / 日本語) での作業の開始は簡単であり、前述の通り、最初の31日間は無料で移行機能を活用できます (英語 / 日本語)。この簡単なプロセスをガイドするために、「Migrate Windows virtual machines in Amazon Web Services (AWS) to Azure」(Amazon Web Services (AWS) の Windows 仮想マシンの Azure への移行) (英語 / 日本語) に関するAzureのドキュメントが公開されています。

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