SQL Azure 2011年第4四半期サービス リリースが利用可能に

本日、SQL Azure 2011年第4四半期サービス リリースが利用可能になったことを発表します。2011年10月にPASS Summitで発表され、現在すべてのリージョンで利用可能になっている2011年第4四半期サービス リリースは、オンデマンドのスケーリングに対する優れた柔軟性を提供し、データベース監視/管理を簡素化します。具体的には、最大データベース サイズを3倍の150GBに拡大し、優れた伸縮自在のスケーラビリティのために、シャードの設定、管理、自動化を簡素化するSQL Azure Federationを導入します。

DBサイズの拡大に加え、巨大データベースをお使いのお客様に対してGBあたりの実質的なコストを値下げする、料金上限も発表します。本日より、SQL Azureデータベースあたりの最高価格は499.95ドル (43,700.63円) です。この変更によって、50GB以上のデータベースをお使いのお客様は、追加コストなしで拡大可能になります。150GBのデータベースをお使いのお客様は、GBあたりの実質的な料金が67%値下げされることになります。

今回のサービス リリースにおける他の拡張の詳細は、次の通りです。数日以内に投稿予定の、リフレッシュされたSQL Azure管理ポータルの機能の詳細や、新しいSQL Azure Federationの機能に関する詳細なポストを、後で確認してください。

ユーザーのクエリや既存アプリケーションは通常通り動作し続けるはずで、SQL Azure 2011年第4四半期サービス リリースへのアップグレードによって、悪影響を受けるはずではないことに注意してください。

詳細

SQL Azure 2011年第4四半期サービス リリースには、次の新機能が含まれています。

  • 最大データベース サイズの拡大 – 前述の通り、個別のSQL Azureデータベースの最大データベース サイズを、50GBから3倍の150GBに拡大しました。月あたりデータベースあたりの料金は、499.95ドル (43,700.63円) が上限となります。SQL Azureの料金情報については、こちらから
  • SQL Azure Federation – データベース フェデレーションによって、データベース サイズとアプリケーション ワークロードを基に、シャーディングを使ってデータベースを伸縮自在にスケールアウト可能です。この新機能によって、シャーディング データベース パターンの設定と新規シャードの追加プロセスに自動化が劇的に簡単になり、データベース シャードを簡単に管理するための重要な新機能が提供されます。追加情報は、こちらから
  • SQL Azure管理ポータルのリフレッシュ – 新しいポータルは、メトロ スタイルのユーザー インタフェースを提供し、より簡単なデータベース監視、スキーマ、クエリ プラン、空間データ、インデックス/キー、クエリ パフォーマンス統計へのドリルダウンが可能な新しいワークスペースなどの新機能があります。新しいポータルは、SQL Azure Federationもサポートしています。
  • DACインポート/エクスポートCTPのアップデート – 前回のSQL Azureサービス リリースにおける初期リリース以降のいくつかの問題を解決するために、このサービスがアップデートされました。SQL AzureとWindows Azure BLOBストレージとの間でデータベースを簡単にインポート/エクスポートするために、お客様は新しい管理ポータルからこの無料サービスを使えます。サンプル実装を含む追加情報は、こちらのCodePlexページで入手可能です。
  • ユーザー制御の照合順序のサポート – データベース作成時に、ユーザーがどの照合順序 (英語 / 日本語)を使用するか指定可能になりました。ユーザーは、fn_helpcollations()システム関数が返すすべての有効な照合順序を指定可能です。この機能が、SQL Azureで有効化されました。

新しいメトロ スタイルの管理ポータルのスクリーン ショットを、以下で確認できます。

タイルによって、一般的なタスクへの迅速で簡単なアクセスが可能に

詳細なデータベース情報へのドリルダウン

簡単で柔軟性のある方法でお客様に世界クラスのサービスを提供するという我々の約束の一部として、よくリクエストされていたこれらのアップデートを提供できたことを嬉しく思っています。

新しいSQL Azure管理ポータルとSQL Azure Federationに関する追加のポストを、後で確認してください。

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